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西谷壮平さんが永眠されました

 

 

 

 

 

西谷壮平さんとは、高校の同級生がFacebookで西谷さんの投稿をシェアしたことで連絡を取り合うようになりました。https://www.facebook.com/nishiya.sohei

拡張型心筋症と腎不全を抱え、腎臓と肝臓の同時移植しか生きる道はないという厳しい状況でしたが、自分に何かできることはないかと考え、日本でダメなら海外しかないということで、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカの病院に問い合わせをしました。

そのうち、アメリカならメイヨークリニックだと思いつき、私が診断書などを英訳して送り、西谷さんの診察が実現しました。運よく、友人がミネソタに住んでいましたので、彼女の助けを借りて。結果、移植は可能だということになりました。

それはうれしい知らせではありましたが、問題は資金です。移植を待つ時間もかかりますし、その間にも腎臓透析を続けなければなりません。そして、移植をしてからも一年は経過観察のために入院しなければならず、億単位のお金がかかるのです。診察のために渡航するだけでもかなりのお金がかかり、貯金を使い果たしてしまったとのことでした。

資金集めについてそのうち考えようと言っている間にこのようなことになってしまい、本当に残念です。まだ40歳、長く辛い入院生活だったのではないかと想像します。

日本で映画評論家をしていた義兄が、腎臓透析から心臓も弱り、突然死したとの知らせを受けて西谷さんのことが気になり、2月25日にご連絡したばかりでした。その時は、「実際のところ結構悪いです。色々と薬を変えつつ、体力・筋力・食欲が少しでも回復する道を模索中です。 現在はほぼ丸一日眠ってばかりいますが、もう少し回復すれば、ご相談させていただくこともあるかと思います。 その際はよろしくお願いいたします」とおっしゃっていました。

ニュージーランドからミネアポリスまでは飛行機代だけで$3000以上かかるので、移植して落ち着かれた頃に面会に行けるようにとお金を貯めていたところでした。

一昨年に日本に行った時に弘前まで足をのばし、西谷さんにお会いしました。頭のよい好青年という印象でした。一緒に食べたラーメンはとてもおいしかったです。弘前城の桜がとてもきれいでした。

いつか、西谷さんのような症状の方でも高額な費用を払うことなく助かる日が来ることを願っています。

西谷さんの人生に関わることができてうれしかったです。ありがとうございました。