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KWさん(15歳)

私は昨年の夏に、二週間の短期留学をしました。飛行機に乗ること自体が怖かった私は、ネイティブの家にホームステイすることなんて考えられませんでした。母に短期留学を勧められ、「自分の英語はどのくらい通じるのだろうか」という期待と「誰とも喋れずにさびしくなったらどうしよう」という不安でいっぱいになりました。

行くか行かないか悩んでいると勝枝さんからメールをいただき、勝枝さん自身の家にホームステイする事が決まりました。勝枝さんは二人の娘さんがいて、二人とも私にとてもよくしてくれました。私は次女のCさんと一緒に小学校へ行き午前は個人レッスンを受け、午後からCさんのクラスにまざりました。

午前の授業ではネイティブの先生に体で感じる英語や、ボキャブラリーを増やすための勉強を教えてくれました。私はよく他の留学生と一緒に、先生の家へ行ってクッキーやマフィンを作りました。作るときは先生が英語で教えてくれました。クッキーが焼きあがるまで、私達は日本の家庭では普通に置いていないトランポリンで遊んでいました。楽しい午前授業が終わると、急いで学校に戻りCさん達とお昼ごはんを食べました。皆おべんとうを持ってくるのですが、日本と違って野菜が多くて、サンドウィッチの人が多かったです。中には、人参を生でかじっている子までいてちょっと驚きました。

次に、現地のクラスに混ざる時間が来ました。このクラスには私以外の日本人がいないので教室に入るたびとても緊張しました。正直言うと、私はこの時間が嫌でした。皆の言っていることが全く分からないからです。最初は何の授業かも分からなくていつも泣きそうでした。

でも2週間目のある日、いつもみたいにボーっと座っていると、前に座っていた男の子が、「Do you know what to do next?」って聞いてきてくれたんです。その子は丁寧に問題の解き方を教えてくれました。そのときは感動して午後の授業に出て良かったと思いました。

帰りはCさんと一緒にスクールバスで帰り、よくサイクリングをしました。自転車で3分くらい走ると、アルパカが3頭もいました。そのときは日本でも生でアルパカを見たことが無かったので自然の豊かさに驚かされました。留学の最終日に私の誕生日が来たときも、勝枝さん一家は私を動物園や、スカイタワーに連れて行って下さいました。二週間という短い期間で様々なことを感じ様々なことを体験しました。

勝枝さんの日本語と英語に助けられ、バイリンガルの凄さを実感できたのも良い経験だったと思います。