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娘の大泣き

長女のJは小さい頃から歌が好きな子で、いろいろなオーディションを受けたり、大きな会場で歌ったりして来ました。好きなこと以外には努力をしないというはっきりした性格で、ピアノは芽が出なかったのですが、ギターは性に合ったのか、2年前に始めてからヒマがあれば練習していたのでかなりの腕前になっています。

最近も学校で数回のオーディションを経てトップの合唱グループに選ばれ、NCEAでもエクセレンスを取るなど、自信が付いてきたのだろうと思います。自分からガラ・デーで歌いたいと言い出しました。

マンガファイのガラ・デーはかなりのイベントで毎年信じられないほどの人出になります。今年は夫も主催グループの一員で、娘が歌うことにはなったものの、ここはニュージーランド。朝になっても何時に歌うのかさえ分からない状態でした。

「1o時頃に来い」と言われていたので行くと別の人が歌っていて、その間に何度もスピーカーが故障し、どうなるものかと思っていました。

観客もまばらな中、歌い出したJ。曲は"Everyday"。ギターも歌も順調でなかなかだったのですが、なぜか途中から泣き出し、脚まで震えているんです。どうしたものかと心配でしたが、舞台にいたおじさんが声を掛けてくれ、持ち直し、カラオケCDに合わせて"Moving On"を歌いました。(泣き崩れそうになったところから"I'm moving on"でタイムリーな選曲になりましたが。)

どうやら、1ヶ所コードを間違えたらしいのです。でも、聴いていた私たちはだれもそのことに気づきませんでした。

Jは夫や義母に似て、信じられないほど悲観的なところがあるんです。何でも挑戦する前から失敗することを考えているんですね。今回の曲も「絶対に失敗する」と言っていました。「だったら別の曲にすれば?」と言ったのに終いには「そうしたかったけど、ダディーが絶対にこの曲にしろって言うから」。もうこの世代は全てが他人の責任なんです。

でも!ネガティブなエネルギーはネガティブな結果しかもたらさないと思うんですよ。どんなに素晴らしい歌手だって毎回完璧に歌えたと満足する人なんていないでしょうし、どこか間違ってもうまくカバーしているはずです。学校でのパフォーマンスの時はピックを落としながらも最後まできちんと歌ったのに。夫や義母ばかりでなく、私も長女のレパートリーの中ではこの歌が好きですし、ダメだと思っていたのは本人だけでした。

まぁ、長女にはとてもいい経験になりました。次回はCDの曲を先にして、自信がついてからギターの曲にしてはどうかと提案しました。CDの曲もいいですけど、やはりギターを弾きながら歌うというのにはかないませんョ。

夫に聞いたら、歌う予定だった人たちの大半が現れなかったらしいです(そりゃ、当日になってもいつ歌うのか分からなかったら来ないでしょうよ)。だから、次回もそうだったら2~3回歌わせてもらえるようにすると夫が言ってました。(って、来年も朝5時半からですか。。。?)

これまでどんなことがあっても途中で泣き出さなかったので、本人もそうですけど、義母がかわいそうなぐらい慌ててました。本番前も本人より焦っていた義母。ばーちゃんのためにもまたがんばってほしいです!

PS: まったく関係のないことなんですけど、夫はテニスクラブの代表で、テニスクラブは毎年駐車場係なんです。停めてはいけないとしてあるところに停めた男性に「そこに停めないであっちに。。。」と言ったら「オレは$8払ったんだから好きなところに停める!」ですョ。ほんの数メートルも歩きたくないんでしょうね。夫はまだよかったですけど、一緒にいたおじさんが朝早かったので疲れていたのかキレてました(笑)。