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東日本大地震から一年が経ちました

あれからもう、1年になるんですね。

去年の3月11日はいつものように翻訳の仕事で忙しく、夫がニュースを見ながら地震と津波の話をしていたので一緒に画像を見たものの、うちは津波の心配はないと思っていましたのでそのまま仕事を続けていました。でも、12日になって「今度は原発事故だってさ」とのこと。実家に何度電話してもつながらないし、みんなの携帯にメールをしてもつながらなくて、義弟から「みんな無事です」と連絡が入った時は涙が出そうになりました。その後、母が倒れ、68歳の誕生日に脳の大手術を受け、私が日本に行った時も帰国寸前に2回目のシャント術を受けた後で麻酔から覚めたのを見ただけでしたが、今は杖2本で歩けるようになりました。みんなで須賀川市に住んでいます。

この地震で多くの命が奪われ、生き残った人も罪悪感を感じているようです。そんな中で自衛隊の方々やボランティアの方々など、多くの方々が集まって協力してくださり、日本の底力のようなものを感じました。

実家の富岡町には放射性物質を含んだものが廃棄されるかも知れません。でも、どこかには捨てなければならないものですし、他のところに捨てるというのも無責任なので、それも仕方ないのかと思います。父や祖父母、おじやおばたちのお墓参りができなくなってしまうのは残念ですし、生まれ育った実家に帰れないことを考えると居たたまれなくなりますけど。

ニュージーランドでもクライストチャーチで大地震があり、余震も続いています。観光業界もダメージを受け、復興まではまだまだのようです。

がんばれ、東北。がんばれ、クライストチャーチ。月並みなことしか言えませんけど、心から願っております。