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Cちゃんの留学最終日

金曜日はCちゃんの学校最終日でした。

木曜日の夜に荷造りをし、金曜日の朝に学校に全部持って来て私の車に移動するので普通より早めに学校に来るようにと書いたメモをCちゃんからホストマザーに渡してもらい、再確認のために水曜日の夕方にホストマザーの携帯にメールを入れ、金曜日は朝8時半には学校の駐車場に着いた私。すぐにホストマザーに「学校の駐車場で待っている」とメールをしました。でも、始業ベルが鳴っても来ないのです。。。そう言えば第一週目の金曜日も遅れて来たなぁと思いながら待っていたところ窓をノックされ、「荷物は事務室に置いてある」とのこと。仕方がないので事務室の前ギリギリのところに車を移動し、雨が降る中、荷物を自分の車に積み込みました。

そしてフライドポテト(ニュージーランドでは「チップス」。袋に入っているものも「チップス」なので区別が必要な時だけ「ホット・チップス」)。

私の留学生は最終日にはみな、フライドポテト(ニュージーランドでは「*チップス」)をクラスに持って行ってシェアするのが習慣になっています。これは、「何だか分からないうちに来て、気がついたらいなかった(笑)」という状況を避けるためと、お世話になったクラスメートへのお礼のためです。

でもここで問題がありました。Cちゃんはオークランドへ行く途中でシープワールドのショーが見たい、でもチップスのシェアもしたい。シープワールドの2時からのショーに間に合うためには小学校を1時に出なければならず、でもランチタイムが始まるのも1時。。。そして私の仕事は留学生の希望をかなえてあげることです。なので、担任の先生にメールをし、ランチタイムをCちゃんのクラスだけ15分早めにするか、11時からのモーニングティーの時間にチップスのシェアをしたいと話したところ、すぐに返事があって11時ならOKとのこと。それで、近くのFish & Chipsのお店に行って10時45分にピックアップすることで話をつけました。

ところが、10時45分にお店に行ったところ「まだできていない。今揚げている」と言われ、間に合うかどうかドキドキしましたが、11時にできたので、再び雨の中、速攻で小学校へ。前のオーナーの時は5つぐらいに小分けしてくれたのですが、今回は豪快にコレです。

先生が子供たちを一列に並ばせ、手際よくプラスチックの皿に分けてくれました。

みんなお行儀よくCちゃんと私に"Thank you"を言ってくれました。

それから、CちゃんのホストマザーのNが来てCちゃんをハグ。NもCちゃんも大泣きで、それを横で見ていた担任の先生のJも目を潤ませながらハグ。留学生を自分のクラスで受け入れるのが初めてだったため、毎日のように私に確認しながら授業を進めてくれたJ先生。ESOLのN先生も含めて、今回もすばらしいチームワークだったと思います。校長にもお礼を言い、外に出たらクラスメートがランニングをしていて、ナント、一人一人、わざわざ立ち止まってCちゃんにハグしてくれるのです。ますます涙が止まらなくなったCちゃんは車の中でしばらく泣いていました。前夜に日本のお母さんに送られたメールの内容も悲しいものだったそうで、J先生も「今日は朝から落ち込んでいた」とのこと。これは確かにかわいそうなことですが、逆に言うとCちゃんの留学が大成功だったということ。よかった!

そしてシープワールドへ。ここに来る度に「日本人の団体がいませんように。。。」と願うのですが、今回はラッキーで親子が5組ぐらいしかいませんでした。しばらくおじさんの説明を聞いてから、おじさんが羊のsortingに小さい女の子を指名。そして、「もう一人だれかに助けてもらおうね。だれがいい?ママ?」と聞くと女の子は「No」。「え?ママはダメなの?じゃあ。。。」とCちゃんを指差し「あの子はどう?」。すると女の子が「Yes!」。そしてこうなりました。

my movie 1

それから、通常、今の時期はまだ冬なので「これは子羊じゃないだろう?」と思うような大きさのラムなのですが、今年は暖冬のため、かわいいのがすでに生まれています。Cちゃんは今度は別の女の子と一緒にまずラムに授乳をしました。

my movie 2

小さく見える子羊もCちゃんが抱っこするとかなり大きい。。。

Cちゃんは子羊がかわいくてかわいくて仕方がない様子でいつまでもなでていました。

それから交通渋滞にハマりながらも何とか5時に次女をピックアップ。私は2回目のホルモン注射をしたばかりでどのような副作用が起きるか分からなかったので次女にアシスタントをしてもらうことにしました。

これは別の意味で正解でした。

朝、6時には出るからと5時50分に起こすとCちゃんに約束をし、きちんと5時50分には起きていたCちゃん。そして、もう一度6時に声を掛けると、まだスーツケースが開いたままでした。荷物が多過ぎてスーツケースが閉まらないのです。。。次女にCちゃんを手伝うように指示して私はチェックアウトをし、自分の荷物を車に積んでからまたCちゃんの部屋へ。やっと準備ができて空港に着いた時にはすでに6時半でした。チェックインをし、アナカンの手続きをしたらもう15分しかなくて。マクドナルドのホットケーキが一番早いだろうと思ったのですが、混んでいて、できてきた時には「あと3分」。1枚だけ食べて残りを袋に入れ、ホットチョコレートは捨ててアナカンの担当者のところへ戻らなければなりませんでした。「はい、では行きましょう!」とあれよあれよという間に連れて行かれてしまったCちゃん。まともにハグもできず。。。まぁ、いつもそんなものですけどね。

夕べ、お母様からCちゃんが無事に日本に到着されたとメールがありました。一緒に迎えに行かれたおばあ様にひたすらご報告されていたそうです。

次は妹さんが今のCちゃんの年齢になった頃に一緒にいらっしゃるというのもいいかも知れませんね。もちろん、一緒なのはマンガファイに来るまでと最終日のみですが。