エラそうなタイトルにしてしまいましたが、ちょっと気になったことがありました。
例の新宿での焼身自殺に関する記事なのですが、私が気になったのは記事の内容ではなく、純粋に英語の表記方法についてです。
日本を代表する英字新聞として有名なThe Japan Timesの記事を読んだところ、"didn't"や"wasn't"、"can't"などの省略語が使われていることに違和感を感じました。
http://www.japantimes.co.jp/news/2014/07/05/national/media-national/fiery-shinjuku-protest-goes-global-without-nhk/#.U7nzj_-KC71
大学で、省略語は口語英語であり、文書に使用してはならないと教わったはず。。。
それで、他の国ではどうなのかと思って調べてみたところ。。。
まず、ニュージーランドのNZ Herald。"didn't"も"wasn't"も見当たらないのですが、"Japan has had..."を"Japan's had"と省略せずに表記しています。
http://www.nzherald.co.nz/world/news/article.cfm?c_id=2&objectid=11284276
New York Timesでは"can't"ではなく"cannot"となっていました。
英国のTelegraphも"wasn't"ではなくwas not"となっていました。
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/10933652/Japanese-man-sets-himself-on-fire-to-protest-against-changes-to-pacifist-constitution.html
オーストラリアのABCでも"was not"、"would not"となっていました。
http://www.abc.net.au/news/2014-06-29/man-sets-himself-on-fire-in-japan-in-defence-protest/5558418
私のような英語の非ネイティブ翻訳者がこれと同じことをしたら苦情のオンパレードになるんでしょうけど、ネイティブが書くとOKなのでしょうか。
めちゃくちゃなダブルスタンダードですよ。。。