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大手翻訳会社の日英トライアル合格!

『翻訳者ディレクトリ』に出ている求人広告に応募し、トライアル&合格を繰り返すうちにだんだん翻訳の仕事の仕組みが分かるようになって来ました。

どうやら求人には2つのパターンがあり、

1)翻訳会社がフリーランス登録者の数を増やすために出すものと

2)大きなプロジェクトがあってそれに参加できる人を募集するものがあるんですね。

1)の場合は合格しても登録されるだけですぐに仕事が来るわけではないのですが、2)はすでにそのプロジェクトがあるので確実に仕事が来ます。

今回の求人は2)のパターンでした。

応募書類を送るとすぐにトライアルの案内のメールが届き、それを開けたら日本史関係のもので、正直、無理だと思いましたね。高校では世界史を選択したので日本史なんて中学の時にやったきりですし、トライアル課題には読み方の分からない漢字がずらずら並んでいましたし。

アルクの『翻訳事典』によるとその会社に登録している翻訳者は2000人近く。付属の翻訳学校があるのでそこの修了生が優先されるだろうし、外部から合格するのは至難の業と思われました。しかも、ここのトライアルは以前、英日で受けて不合格でした。

なので、今回はつい最近、校正者として採用したおじいさんCとがんばったワケです。キウィCは全く日本史や日本文化に関する知識はありません。でも、長年エディターをしていたので、私の文章を英語として読めるものにしてくれます。だから、これで落ちたら、当然、私の翻訳が正しくなかったことになり、すべて私の責任になりますよね。

日本について知らないCが直してきた部分に説明をつけてまた直してもらう。そんなことを5〜6回繰り返し、それでも納得できなかったところが1ヶ所あったので夫に聞き、最終的にもう一度Cに確認してもらって提出しました。

とーってもうれしかった「合格」通知。早速Cに電話を入れました。私の父が生きていたらCと同じぐらいの年齢になっていたでしょうか。素晴らしいパートナーができそうです。