東日本大地震から早いものでもう3ヶ月が経ちました。
先週の土曜日、妹夫婦が一時帰宅をすることになり、友人に子供たちを預け、白い防護服を着てバスで富岡に行きました。妹の一番の心配は残してきた犬。
ピアノの先生をしている(正確には「していた」ですね。。。もうピアノもありませんから)妹がショパンと名づけたハスキーの血が混ざっているものの、ほとんど見た目はどこにでもいるような雑種の犬で、保護された犬の写真などを見るとどこもこれもショパンに似ていて分からないほど一般的な風貌でした。それでも、携帯に入っている写真と比べては保護してくれている人たちに連絡してみようかどうか迷っていたようでした。
「ショパン、家にいないといいな」と言っていた妹。「家にいる」=「餓死している」という構想でした。
そして、ショパンは、家にいました。しかも生きていたんです!妹は思わず頬ずりしたと言ってました。
だれかが、ショパンの小屋の裏の物置をこじ開けて入り、母の漬物樽やバケツにドッグフードと水を入れ、雨に当たらないようにしておいてくれたそうです。これは不法侵入なんでしょうけど、みんな感激しました。今は、心あるご家族のところで臨時でお世話になっています。母も大喜びです。
2年前に建てたばかりの家は母の部屋の二重窓の外側だけが割られていたものの、中には入られなかったようで、お金も証書も全部無事でした。父や祖父母の位牌などを持ち出したようです。
ワンコと一緒に暮らせるようになるのはいつのことか分かりませんが、助けてくださった方、本当にありがとうございました。