一昨日、校長から電話があった時、校長は私の留学生がウソをついている可能性が大だから全てを鵜呑みにしないようにと言われました。
事の発端はESOLの先生があまり話を聞いてくれないということでした。口調はやさしいのですが、前のホストファミリーがいかにいい人であるかをネチネチと説得し、「じゃあ、私からホストファミリーは変更しませんって言っていいわね」と言われたそうです。それで留学生は泣いてしまったというもの。
でも、その先生に言わせれば、留学生は図書館ですでに泣いていたんだそうです。それを見つけた先生がどうしたのかを問い、話をしただけで、自分が泣かせたわけではないし、そのように言われたことにショックを受け、傷ついていると言うんですね。
留学生にそのことを聞くと、図書館で泣いていたのは事実だけど、話をしているうちに、一方的に話すだけで自分の話は全然聞いてくれないので悔しくて余計に泣いたというのです。
校長は、最初からこの先生に泣かされたような話をするぐらいなのだから、ホストファミリーについても作り話ではないかと。
金曜日に少しでも話をしようと思い、私も学校に行き、ESOLの先生に会ったのですが、事実と違うことを言われて自分が傷ついていると言って来ました。
果たして、この人は留学生だって同じぐらい傷ついていることに気がつかないのでしょうか。なぜそこで、「私はあなたを泣かせたつもりはないけど、そうだったとしたらごめんなさい」ってうわべだけでも言えないものなのでしょうか。
留学生は先生の目の前で泣いていなくても、その先生が話を聞いてくれないことで泣いていたのは確かでしょう。単に自分の前で泣いていなかったからと言って、その原因が自分になかったとは言えないはずです。
確かに留学生の英語力は格段に進歩しています。でも、留学生の話を聞くと、最初と最後だけ少し話をして、あとはパソコンに向かって何かしているというのです。まぁ、1つの学校にいい先生だけが集まっているところなどありませんから、多少の我慢は必要ですし、その辺は仕方がないと思っています。
でも、私は親代わり(ガーディアン)なので、やはり留学生が言っていることが、はっきりウソと言えない場合には信じてあげなければならないかと思っています。周囲の大人がみんなウソだと言ったら、留学生には頼れる人がいなくなってしまいます。親だったら子供の言うことを信じますし、特に今回の場合は留学生のご両親もそのお友達のYさんも信じているのですから、私がその留学生が言うことを信じない理由はありません。
今回のことで、自分の仕事の重要性を感じました。これからも、周囲に多少嫌われても後で理解してくれることを祈って、日本人留学生のサポートをして行きたいと思います。