私はここ数ヶ月、翻訳会社のトライアルを受けまくっております。
きっかけは、これまでお世話になっていたN社とのやりとりでした。N社からはほどフルタイム状態でお仕事をいただいていて、その点に関してはうれしかったのですが、単価が安いのにキツい仕事ばかりで体調を崩すことも多々ありました。最初は単価が安くても仕方ないなと思い、がんばっていたのですが、単価が安くても高品質を要求され、「単価が安いからこんなものでいいか」と思うお客様はほとんどいないことに気づきました。
それで、単価を上げてもらえるように交渉したのですが、これがなかなかうまく行きません。私の体制は、まず私が翻訳をして、米国人校正者に送って最初の校正をしてもらい、それを日本語原文と照らし合わせて意味が違っている箇所や校正者からの質問に答えたり、意味が分かりにくい箇所などに修正を加えて送り返し、2回目の校正が終わったらプリントアウトしてニュージーランド人である義母または夫に最終チェックをしてもらって納品するというものです。ここまですると、やはりある程度単価が高くないと校正者に支払うことができず、辞められてしまいます。でも、優秀な校正者を見つけるのは至難の業で、これまで数人、ニュージーランド人校正者を雇っていましたが、なかなか満足の行く結果が出ず、わざわざアメリカに住んでいる友人に頼んでいるのです。
単価を上げたらN社からの依頼が極端に減ったので、残念ではありますが、他の翻訳会社のトライアルを受けるチャンスでもあります。これまで数件のトライアルを受け、トライアルなのに1文字4円払ってくださった会社や、結果待ちの会社があり、まぁ、順調と言えば順調です。
そのうち、またN社から無償トライアルの連絡が数件あり、他社からの仕事があったので断ると、「あ、いいんですよ。トダンさんにはトライアルに合格していただければ。実際に受注してからお仕事ができない場合には他の翻訳者に回しますから」と信じられない返事。。。これまで何回もトライアルを受けたけど、ほとんど仕事に結び付かなかったから、それは自分の実力がないせいだと思って落ち込み、医者に抗うつ剤まで出してもらっていました。でも、それらは合格していたの?単価を上げたら無償トライアルばかりになったし、なんか、裏切られた気分になりました。
他の会社がN社と同じ単価しか払ってくれないのなら、私の実力はその程度のものなのだろうと諦められました。でも、他の会社がN社のほぼ倍の単価を払ってくれ、そちらを断ってN社の仕事をするのもバカらしいでしょう。N社への恩はあるけれども、他の翻訳者に仕事を回すために無償トライアルを受け続けたいか。。。お客様はトライアルに合格した翻訳者が実際の翻訳も担当すると思っているでしょうし。
と言うことで、今、翻訳のお仕事募集中です。日本からでもニュージーランドからでも構いません。実績リストをご希望の方はinfo@bested.co.nzまでご連絡ください。
留学やニュージーランドでの生活に関する相談も受け付けております。初回15分は無料です。