コンテンツへスキップ

母の経過と原発避難者の生活

仕事に追われているうちに、ご報告が今になってしまいましたが、母の経過と妹一家のその後をお知らせします。

母の手術が成功し、ICUを出て個室に移ったと聞いた時、素人の私はこれで一安心と思ってしまいました。でも、その2日後に「脳梗塞を起こす寸前」ということで、カテーテルを入れる検査が必要になりました。くも膜下出血で手術を受けた患者の50%に脳梗塞が発生するそうです。血管を広げたけれども、もう少し様子を見ないと広がったままでいてくれるかどうかは分からないと言われ、影響を受けた場所が左側で、言葉がでなくなるかも知れないとも言われました。

結局、脳梗塞は「起こす寸前」ではなく、起こしてしまっていたことが、翌日、右手が動かないことで判明しました。それでも、リハビリで、今は身の回りのことができる程度に動くようになっているようです。

でも、これで安心とはまだならず、昨日、6人部屋に移りましたが、まだ50%の確率で水頭症を起こす可能性があるらしいのです。水頭症を起こすと痴呆症状が出るそうなのですが、診断が難しいので、できれば母をリハビリ棟に入院させたまま様子を見たいとのこと。妹も子供を4人も抱えていますので、その方が助かりますし、診断が難しいのなら余計に病院にいてもらった方が安心です。でも、病院は今、いろいろな避難所から運ばれた病人でベッドの空きがないそうです。空き次第、入れてもらえるようなのですが、これはまだ様子を見てみないと分かりません。

そんな中、あと2日で妹一家も避難所を出ることになりました。借りる家が決まったそうです。何もない状態なのに、県から4月中旬に3万円が出るだけだそうです。布団も揃えられないと妹が言ってましたが、とにかく、今は車2台しかないので、新しい家に移ってからしか何も揃えることができないようです。確かに、入院や手術の費用は、避難所で倒れたので政府から出ますが、原発避難者は家が壊れたわけではないので、問題が多いようです。家があるので家賃の請求があったり、保険が降りないという話も聞きます。とりあえず、印鑑を持っていたので通帳は再発行してもらうことができたようですが、かなり不安です。

子供たちももうすぐ、新しい学校での生活が始まるようです。今度の小学校までは家から2分だそうで、ゆっくりできると親子で喜んでいるとか。お兄ちゃんは2Km先なので、自転車を買う(これも高いですね。。。)か何かしなければならないようです。

近況報告でした。