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税金払い過ぎて犯罪者扱いされる?

世の中、いろいろな人がいるものです。

イーストウィンドの債権者のサポートをしていますが、二ヶ月ほど前に不思議なメールが届きました。ある債権者のお友達で、ニュージーランド在住20年+、個人事業主という人からです。第三者に無断で開示しないようにと何度もお願いした債権者宛のメールや資料を勝手に読んで怒り、しかも上から目線。

送金手数料を節約するために、日本在住の債権者には日本の妹名義の口座に入金していただいたのですが、「日本の口座に入金を要求」し、妹名義の口座=日本における所得税違反なので税務署に通報、また偽名口座開設(本人確認法違反)で警察に通報だそうです。

私は非居住者だから日本に銀行口座を持つことができないし、妹は実在するので偽名で口座を開設しているわけではありません。当時は毎月、収入を国際送金しないと生活に困る状態でしたので、震災の後に里帰りした時に妹と二人で銀行をまわった結果、妹名義でもう一つ口座を開設すれば、私のお金と妹のお金の区別ができるし、当時はインターネットバンキングで国際送金ができなかったので、本人確認も妹なら問題ないとのことで開設してもらいました。今回、税理士の友人に確認したところ、別に妹でなくてもだれの口座でも問題はなく、一時的に預かっているだけになるので所得税を払う必要はないとのことで、拍子抜けした気分でした。

それよりも驚いたのは、ニュージーランドのタックスレジデントでない人にGSTを課しただけで犯罪者扱いされたことです。今回、債権者は日本在住者とニュージーランド在住者がおり、翻訳料はみなさんでシェアしてもらいました。その際、一方にGSTを課し、他方には課さないという方法が正しいのかわからなかったので、夫を含めて二人の会計士に相談。全員に課すことにしました。それに対してこの「お友達」が、「貴女は翻訳料に対して15%を加算している。犯罪行為そのものです」と書いて来ました。😩

とりあえずIRDにメールで問い合わせ、その間にGST申告があったので全員の分のGSTを申告し、支払いました。もちろん、GSTと称してお金を集め、それをIRDに申告しなかったら脱税になりますけど、払い過ぎても犯罪者扱いされるとは知りませんでした!私の手元に残る収入はGSTを課しても課さなくても変わらないのに?

結局、二ヶ月待ってIRDから、日本在住の方々はニュージーランドのタックスレジデントではないのでGSTは0%にしてくださいね、と連絡がありました。なので、次の申告の時に過払い分として入力し、払い戻してもらうことにしました。この処理は来年の4月になりますが、該当する債権者の方々にはすでにGST相当額を返金済みです。

私がして来たことを次から次へと嘲笑し、何時間もかけて調査をしながら丁寧に作成した返事も「一所懸命取り繕ったメールの作成送信、ご苦労様です」という感じなので、涙も枯れ、「どうぞ勝手にどこにでも通報してください」と返事しました。9月下旬の話でしたけど、いまだに通報したと思われる機関からの連絡はありません。

その後、この件について、この債権者も含めて一斉メールで説明したのに謝罪もなく、私だけでなく妹や夫まで馬鹿にされ、ストレス100%でした。口内炎が一度に数個でき、治っては別のところにまたできるという状態。弁護士に相談し、この第三者に、調査やメール返信にかかった時間分を請求することにしました。妹名義の口座に手数料の半額をプラスして入金するのは気が進まないのだろうと判断し、手数料全額負担で国際送金してもらうことにしました。(割引して悪者扱いされるのは納得がいきませんから。)

この債権者はトム田中に騙されて巨額(私から見て、です)の投資をした方なので、元々騙されやすい方なのかも知れません。でも、そういう方の代理で「友人」として責任を問おうとするのであれば、最低でも私が主張することが間違いであることを客観的に証明すべきではないでしょうか?そもそも、自分が口を出すことで、お友達の立場を悪くすることがないかどうかを十分に確認すべきではないでしょうか?

結局、この債権者以外の方々は私の行動に感謝してくださっていますし、記事掲載にも協力してくださいました。この債権者を紹介してくださった方はNZと日本の両方の新聞社からの取材にご協力いただいています。

そのため、弁護士と相談して、この第三者に対しては私は無料サービスを提供する義務はないとのことで、調査やメール作成に所要した時間分の費用を請求することにしました。でも、実名での謝罪文がなければ、弁護士からの警告文作成料、第三者と私のメールのやり取りの翻訳料(今回は私が翻訳することはできませんので外注になり、倍の費用がかかるかも知れません)、弁護士が考える損害賠償額が追加されることになります。

この方とやり取りをしたことがある債権者Hさんによると、こういう方は「モンスタークレーマー」というそうです。ひたすら、だれかがしたことが気に入らないというだけで、何の根拠もなく攻撃する人を指すのだそうですが。。。

どんな相手に対しても時間を掛けて丁寧に答えようとする私は、モンスタークレーマーに好かれてしまうのでしょうか。ここでは詳細を書きませんが、日本人だけでなくニュージーランド人からも、しかも自分に関したことではないのに延々と電話相談を受けることが増えています。😰