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外出禁止4日目

新型コロナウイルス(Covid-19)のため、横浜港で洋上隔離されていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に関するニュースがこちらの新聞で話題になっていたものの、予定通り、娘とボーイフレンドのOと一緒に2月27日に日本行きの飛行機に乗りました。

その頃はニュージーランドにも福島県にも感染者が出ておらず、危機感もなかったのですが、有料席エコノミークラスはガラーンとしていて、快適ではあったものの、嫌な感じが。。。

 

 

 

 

 

 

 

その後はご存じの通り、Covid-19の感染者が増え続け、日本では学校が閉鎖され、娘たちは大阪城に入ることができず、悩んだ末、3月22日から来る予定だった小学生と中学生の留学をキャンセルしました。

でも、すべて資料はPCに保存されているため、必要なものを夫に転送してもらっての作業でした。(ファイル名をすべて英語にしておいてよかったです。)ユニケアの保険は問題なくキャンセルできたのですが、ホテルのほうは予約サイトに「キャンセル不可」とあり、ダメ元でホテルに直接連絡したところ、そういう事情ならということで全額返してもらえることになり、一安心。

3月11日からは娘たちも妹の家に来て、大学生の甥や姪も戻って来て家の中がとても賑やかになりました。最初はスノーボーディングに行く予定だった娘たちですが、一番近いスキー場に雪がないのと、遠くまで行くとお金がかかるということで二日間だけレンタカーを借りて日光などにドライブ。雪の中で寒かったものの、楽しかったようです。

それとほぼ時期を同じくして、ヨーロッパでのCovid-19の感染者が増えて来ました。そのため、最初は日本からスペインに飛び、イタリアやフランスを旅行してからイギリスに行く予定だった娘たちも不安になってきました。そこで、頼りは母親の私ということになり、その後数日は眠れない日々となって。。。

娘たちは、帰りの航空券がないので訪問者としてイギリスに入国できないので、日本からアイルランド、アイルランドからイギリスの航空券を買ってワーキングホリデービザの発効日まで滞在できるホテルを見つけようと考えたのですが、それではお金がかかり過ぎるので、まずはイギリスのビザセンターに問い合わせることを勧めました。私がニュージーランドに来た時、日本までの航空券がなかったのでロンドンのニュージーランド大使館に相談して義母に身元保証人になってもらって訪問者として入国していたので、Oの父親と夫の従妹に身元保証人になってもらえばよいのではと考えました。そしたらナント、状況が状況なので帰りの航空券がなくても訪問者として入国できる、ワーキングホリデービザの発効日以降にホームオフィスに行ってハンコを押してもらえばよい、と言われ、こちらはOK。次は航空券です。

航空会社に連絡したところ、旅行代理店が手配したものなので変更やキャンセルはそちらでしてもらうようにと言われたので、旅行代理店に電話。ところが、ニュージーランドの連絡先も本社がある国の連絡先も日本の連絡先も、Covid-19のため電話が混んでいて対応できないので連絡はメールでという録音されたメッセージが流れて切れてしまいます。仕方なくメールをして返事を待ちました。

最初のメールには、Covid-19のために回答が遅れている、航空会社のサイトに適切な回答がなく、個別の回答を希望する場合にはこのメールに返信するようにとのものでした。それで、19日の飛行機なので(その日は16日でした)一刻も早く変更またはキャンセルしたいと返信しました。でも、二度目のメールも役に立たない内容で、航空会社のホームページからキャンセルできるかどうかを試し、できないのであればこの旅行代理店のホームページから変更・キャンセルのリクエストをするようにとのこと。しかも、出発の72時間前を切った場合は電話でしか変更・キャンセルはできないとあるのです。。。二度目のメールが来たのは17日でした。また、旅行代理店のホームページのマイページには別の電話番号が載っていて電話してみたのですが、現在使われていないというメッセージが流れるだけで繋がりません。ニュージーランドの番号のようでしたので、夫にもトライしてもらいましたが、結果は同じ。(メールはすべてPCに保存してあったので必要なものを夫に転送してもらったり、日本の連絡先は日本の携帯からでないと無料にならないということで母や姪の携帯を借りたりしました。国際電話料金もバカになりませんし。。。)

結局、娘たちは17日のうちに新しい航空券を購入しました。今度は旅行会社を通さずに直接航空会社のホームページから。そして、18日の夜中に出国し、無事、グラスゴーに着きました。Oの父親が知人の留守宅を借りてくれ、今は、グラスゴーまで迎えに来てくれたOの父親と3人で自宅待機中です。周りには羊しかいないので、散歩も自由にできるとか。ちょっとうらやましいです。

 

 

 

 

 

他の飛行機は次々にキャンセルされていたのにスペイン行きの飛行機はキャンセルされず、オンラインチェックインの連絡が来て、飛んでしまいました。でも、何か方法はあるはず、と思い、英語のサイトをいろいろ調べたところ、クレジットカード会社に返金してもらったという投稿を見つけ、早速ASBに連絡。保険会社への請求書を送ってくれました。昨日、メールで送りましたけど、いつになるか。。。

私のほうはニュージーランドに帰るだけなので問題はないだろうと思っていたところ、18日にキャンセルの連絡が!どうしよう、娘たちの新幹線チケットやスカイライナーのチケットは予約日より前のものに変更するので問題ないけど、私の場合は?予定通り19日の朝10時に空港に行って待つしかないのかなとか一日モンモンと悩んでいましたが、娘たちを見送るついでに窓口で相談していた時に20日の便に変更になったとの連絡。キャンセルして新しく買うことになりました。

スカイライナーのチケットは残念ながらファミリーマートで購入したものだったので、上野か日暮里でしかキャンセルできないということで、娘たちにキャンセルさせ、お金は空港の免税店で使うようにとそのままあげました。(でも、第二ターミナルではレストランも一か所しか開いていなくて、免税店はどこも8時半に閉まるとかで、ヒマを持て余してしまったようです。)

どうせなので、とプレミアムエコノミーにアップグレードするために$300オファーしてみたらOKとのことで、今回は、ゴールドコースト旅行以来のプレミアムエコノミー。でも、座席の指定はできず、真ん中の席で、食事もエコノミーとそれほど違うわけではないので、変更せずに荷物一個追加したほうがよかったかなとも思いました。

入国した後は、Covid-19に関する問診票付きの新しい入国カードに記入させられました。機内で配ってくれるわけではないので、飛行機を降りてから何台かある机の上で記入しなければなりませんでした。その後、一人ずつ保健省の人の問診を受け、「家を出ちゃだめだよ」と言われました。入国審査でも同じことを言われ、待機する場所を確認されました。成田空港の売店でラーメンを買った時に、裏の原材料のところに肉や魚とあるので持ち込めないかも、東京バナナでもダメだったから、と言われたのですが、きっちり申告して持ち込みました。問題ナシです。

自宅待機に関しては、日本からの入国者がまだ自宅待機の対象になっていない時から夫に「地元の人たちは相当不安になっているから、君が帰国したら自主的に14日間自宅待機したほうがいいと思う。俺も事務所には行くけど、だれも来ないようにって顧客全員にメールしておいた」と言われていました。それが、帰国する頃には海外からの入国はニュージーランド人もしくは永住者のみ、プラス全員帰国後に14日間の自宅待機になってしまい、留学生をキャンセルしておいてよかったと思いました。

買い物は夫が私の帰国前日にしてくれたのですが、米やパン、小麦粉、トイレットペーパーなどが手に入りませんでした。目と鼻の先に住んでいる義母に頼めばいいやと思っていたのですが、翌日には70歳以上も自宅待機になってしまい、義母も外に出ることができなくなりました。オークランドに住む元生徒がスーパーに行ったところ、15分もしないうちに店内は身動きができないほどになり、怒鳴り合いだったそうです。駐車場もクラクションを鳴らす人であふれ、しかも、長蛇の列。警察官を置いて一時的にドアを閉めたり、入場制限をしたり、大変なようで。トイレットペーパーをめぐって殴り合いになったオーストラリア人女性のビデオが拡散されていましたけど、地元でもそうなりつつあるので恐ろしいです。

こういう人が他にもいましたよ

 

 

 

 

 

テレビでも「物は十分にあります」って言ってるのですが、オンラインで配達してもらおうと思っても一週間先まで予約でいっぱい。空港から直接自宅待機になった一人暮らしの人はどうやって物を調達しろと言うのでしょう。しかも、そんな中で、明日から全員、4週間の自宅待機&外出規制です。スーパーや銀行、薬局などは開いているとのことですけど。

それでもまだ敷地も家も広い分、うちはラッキーです。ロンドンの長女は狭いアパートの部屋でヒマで腐りそうだと毎晩のように電話をして来ます。教員なので収入は保証されているのですが、お金だけではどうしようもないこともありますよね。海外に旅行に行くわけにも行かないですし。

昨日はカレーライスでした。今日はラーメンです。日本から持ち込んでおいてよかったです。米は1KG入りの白米3袋と玄米1.5袋あるし、バスマティライスも2袋あるので何とかなるでしょう。肉は山ほどあるので問題なし。パンも間に合うと思います。小麦粉は夫が「これしかなかった」と買ってきたSelf-raising flour 1KGと残っていた薄力粉、強力粉でサルタナケーキを作りました。買い物に出られるようになるまであと10日。がんばります!

妹のところの新しい犬「モチ」