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特発性傍中心窩毛細血管拡張症

今日、病院から手紙が来ました。私の左目はIdiopathic juxafoveal telangiectasia(特発性傍中心窩毛細[または末梢]血管拡張症)という長たらしい名前の症状とcystoid macular oedema(類嚢胞黄斑浮腫)だそうです。メガネ屋(とーってもいいご夫婦です)には、"It's a special case. I'm interested. You are special!"と言われ、夫にそのことを話したら「やっぱりそうか。いつも"special needs"だと思っていたけど」でした。コノヤロー。。。

でも、やっぱり"special"なのか、インターネットで調べても論文ぐらいしかヒットしませんでした。だから、これからもここで書いて行こうと思います。

メガネ屋の説明では、Idiopathicというのは「原因がなくいきなりなった」、juxtafovealは「fovea(窩と呼ばれる小さなくぼみ)の近く」、telangiectasiaは「赤ら顔など顔や体のどこにでも起こるもの」で、私はそれがなぜか目の中に起こったということらしいです。スペシャリストの説明には、「微細動脈瘤が窩に形成されているのを含めた微小血管の異常があり、そこからの出血による類嚢胞黄斑浮腫がある」となっていました。

治療にはレーザーとアバスチン注射があります。メガネ屋の話では、レーザーは出血部分を焼くものなのでかさぶたが生じ、間違えると中心部を傷つけたりすることもあるということで、アバスチン注射を勧めたのだろうということでした。

アバスチンは元々目の病気の治療のために開発された薬ではなく、結腸癌の治療のために認可されたものです。癌が増殖するために必要な血管内皮(細胞)増殖因子(VEGF)を抑える働きがあります。

目の病気の治療への使用は"Off-label"(未認可)ですが、水が溜まらなくなったり視力がよくなることが実験で証明されており、副作用も少なく、目の中に傷を残さずに治療できる安全な方法として確立されつつある状態です。

つまり、何が効くか分からないけど、まず注射をして様子を見ようということです。花粉症がひどい時はどうすればいいんだろう。。。今度の検診で聞いてみます。